1 認知×扶養請求権|基本
2 子の扶養請求|現実的方法・ネーミング
3 扶養請求権×時間制限・相続
4 扶養料|金額決定|手続・算定方法
5 扶養請求×家裁の手続=調停・審判

1 認知×扶養請求権|基本

認知の効果の1つに『扶養請求権』の発生があります。
まずは基本的事項をまとめます。

<認知×扶養請求権|基本>

あ 認知と扶養請求権(概要)

父が認知した場合
→子には扶養請求権が生じる
いわゆる『子供の生活費』である
※民法877条1項
詳しくはこちら|一般的な扶養義務(全体・具体的義務内容の判断基準)

い 扶養請求権×遡及効

子供が生まれた時にさかのぼって請求できる
※民法784条

2 子の扶養請求|現実的方法・ネーミング

扶養請求の具体的な状況やネーミングについてまとめます。

<子の扶養請求|現実的方法・ネーミング>

あ 具体的請求の状況

『母』が子供の生活費をいったん負担する
この『立て替え分』を『母が父に』請求する

い ネーミング=扶養料

一般的に『扶養料』と呼ぶ
『養育費』とは区別して用いられている
参考;養育費=離婚後の子供の扶養の費用(請求)

3 扶養請求権×時間制限・相続

扶養請求権は『長期間分をまとめて請求』することがあります(前記)。
この場合の法律的な注意点をまとめます。

<扶養請求権×時間制限・相続>

あ 認知・タイムラグ|実情

出生〜認知までに長期間が空くこともよくある
この場合,扶養請求の金額がまとまった大きい金額となる
→時間制限・相続についての注意が必要である

い 扶養請求×時間制限

消滅時効にかかるリスクがある
詳しくはこちら|過去の養育費の請求対象期間;消滅時効,支払の始期

う 扶養請求権×相続

相続により承継されないことがある
詳しくはこちら|相続財産の範囲|一身専属権・慰謝料請求権・損害賠償×損益相殺・継続的保証

4 扶養料|金額決定|手続・算定方法

扶養料の金額を決める,というプロセスについてまとめます。

<扶養料|金額決定|手続・算定方法>

あ 金額決定方法|原則

父・母で協議して扶養料の金額を定める
※民法878条,879条

い 家裁の手続

協議で定められない場合
→家庭裁判所の手続で定める
※民法878条,879条

う 算定方法

『養育費』と同様の算定方法を用いる
詳しくはこちら|養育費は算定表を使って概算額を出す

5 扶養請求×家裁の手続=調停・審判

扶養請求に関する家裁の手続についてまとめます。

<扶養請求×家裁の手続=調停・審判>

あ 手続の種類

扶養請求の手続
→家事調停・審判

い 手続の分類

『審判事項−別表第2事件』に分類されている
調停または審判を申し立てることができる
養育費に関する調停・審判と同様である
詳しくはこちら|家事事件|手続|種類・基本|別表第1/2事件・一般/特殊調停対象事件