【債権回収の実績|みずほ中央による工夫・解決法の具体例】

1 実績|相手が支払拒否→弁護士から電話した時点で支払いに応じた
2 実績|相手が支払拒否→弁護士名の通知書送付の時点で支払いに応じた
3 実績|弁護士名の内容証明郵便で半額を回収→訴訟で残額全額回収
4 実績|メインバンクの預金を仮差押→5日間後には和解成立+全額回収
5 実績|債権回収業務の中で相手の財産を把握→差押に成功
6 実績|機械のリース料滞納→断行の仮処分で引き上げ→他の顧客にリース=収益正常化
7 実績|債務者が破産した→債権者一覧表に不備→回収実現
8 実績|『投資だから返還義務なし』と主張された→理論的に覆し回収+株式化に成功

1 実績|相手が支払拒否→弁護士から電話した時点で支払いに応じた

<相手が支払拒否→弁護士から電話した時点で支払いに応じた>

あ 事案

取引先が滞納していた
単に『待って欲しい』と言うだけで,本当に払えない様子は伺えなかった

い みずほ中央による解決

弁護士から即座に電話をかけた
今後の法的手続の意向や手続の内容についてしっかりと説明した
その時点で『すぐに支払う』と約束ができた
相手に『債権者側の態度』が伝えられたことがポイントとなり『返済の優先度アップ』につながったと言える
《伝えるべき『債権者の態度』》
『応じない限り,訴訟を含めた法的措置を行う』
『そう簡単にあきらめない』
結果的に,その日のうちに送金がなされた

2 実績|相手が支払拒否→弁護士名の通知書送付の時点で支払いに応じた

<相手が支払拒否→弁護士名の通知書送付の時点で支払いに応じた>

あ 事案

取引先が滞納していた
債権者の担当者が何度も訪問し,また,請求書送付を行っていた
しかし債務者は『払えない』というだけで,実情がよく分からなかった

い みずほ中央による解決

請求額がそれほど大きくないので『本当は債務者は払える』『優先度を落とされているだけ』と予測した
そこで,すぐに,弁護士名で通知書を内容証明郵便で送付した。
通知書の中で『提訴や差押の予告』もしっかりと記載しておいた。
債務者は翌日(通知書到達日)に弁護士に電話をしてきた。
結果的に,この日のうちに債務者は送金をし,全額回収が実現した。

3 実績|弁護士名の内容証明郵便で半額を回収→訴訟で残額全額回収

<弁護士名の内容証明郵便で半額を回収→訴訟で残額全額回収>

あ 事案

建設請負代金・工事代金について,工事完了後も代金支払がなされなかった
相手は,工事の内容について,言いがかり・難癖をつけているだけとしか思えなかった
単に経済状態が悪化している,と予測された
いずれにしても,頑なに支払を拒否していた

い みずほ中央による解決(前半)

弁護士は,事情を詳細に把握した
工事内容に法的な不備はないと判断した
弁護士は,『欠陥・不備がない』ことを示す資料を揃え,要約した書面を作成した
弁護士は,この書面を債務者に送付し,また,提示しつつ交渉を開始した
交渉の時点で,相手は,まず半額を払ってきた

う みずほ中央による解決(後半)

残額の請求については,訴訟を提起した
資料をしっかりと準備しておいたので審理はスピーディーに進んだ
結局『総額は減らさない・約1年間の分割払い』という内容で和解が成立した。
その後実際に,和解内容どおりの分割払いで完済まで至った

4 実績|メインバンクの預金を仮差押→5日間後には和解成立+全額回収

<メインバンクの預金を仮差押→5日間後には和解成立+全額回収>

あ 事案

取引先が代金を滞納していた
状況から,経済状態が悪化はしているが支払えないことはない,と思われた
しかし一向に,一切支払うことはなかった

い みずほ中央による解決

取引先のメインバンクの預金口座の『仮差押』を行った
『ロック』がかけられた金額(残額)は,債権額より大幅に少なかった
その直後すぐに,債務者から連絡が入った
弁護士が『返済方法・条件』の交渉を対応した
翌日には『1週間後までに全額返済する+返済と同時に仮差押を取り下げる』内容の和解が成立した
実際にその5日後に全額の支払がなされ,全額回収が実現した
実は当初から『預金残高不足』『債務者からの任意の弁済』を予測した上でのプランであった
要するに『現実の差押』ではなく『返済の優先度をアップする』ということを獲得目標としていたのである
詳しくはこちら|保全手続×和解促進作用|審尋期日/仮差押後の和解|解放金の弱点

5 実績|債権回収業務の中で相手の財産を把握→差押に成功

<債権回収業務の中で相手の財産を把握→差押に成功>

あ 事案(複数の案件のまとめ)

相手が滞納していた
しかし,相手の資産について,ほとんど情報がなかった
そのため,仮差押・差押などの強制手段が取れなかった

い みずほ中央による解決(複数の案件のまとめ)

債権回収業務に着手する前に債務者の『財産調査』を尽くした
しかし新たに発覚した情報はなかった
そこで,債権回収業務に着手した
債権回収業務の手続中に工夫して『相手の財産』の把握にトライした
別の財産の情報獲得→その財産の執行(仮差押・差押)に成功した

<債権回収業務中の情報把握の例>

あ 売掛債権の特定(情報把握)

交渉中に債務者が『一定期間の猶予』を申し入れてきた
弁護士はその期日の理由・確実である根拠を質問した
債務者から『入金元(債務者の取引先)と入金日』の回答を得た
→債権差押が可能となった
事案によっては『業種』のみ把握し,『予測』によって特定に成功したケースもある

い 動産執行の現地臨場中に『取引先金融機関』を把握

動産執行の際,債務者の事務所に執行官とともに赴き,立ち会った
事務所(部屋)の中に,金融機関のメモ帳・カレンダーなどの販促品があることを確認できた
→当該金融機関への預貯金債権差押→ヒットした(口座が存在した)
販促品ではなく『預貯金の通帳』『帳簿類』から金融機関(口座)を把握できることもある

う 動産執行では事前に『鍵の専門業者』を手配→現金or金融機関の把握

動産執行の際,事前に『鍵の専門業者』の同行を手配しておいた
現地で,事務所内の金庫の解錠ができた
現金獲得or預貯金口座の特定に成功

詳しくはこちら|動産執行のハードルを超える工夫|買取業者・鍵の専門業者の手配

6 実績|機械のリース料滞納→断行の仮処分で引き上げ→他の顧客にリース=収益正常化

<機械のリース料滞納→断行の仮処分で引き上げ→他の顧客にリース=収益正常化>

あ 事案

事務用のコピー・複合機をリースしていた
『借主』がリース料を滞納するようになった

い みずほ中央による解決

すぐに『断行の仮処分』を行った
これによって『機械そのものの引き上げ』をまずは実現した
リース会社は,これを他の顧客にリースし,収入を得られるようになった
その後,債務者との交渉を継続し,一定額を譲歩したが回収は実現した
結果的に『継続的に債務が増える状態』を速やかに断ち切ったことが『回収率アップ』に直結した

詳しくはこちら|リース→リース物件の引き上げ|債務額増加を防ぐ+収益を得る

7 実績|債務者が破産した→債権者一覧表に不備→回収実現

<債務者が破産した→債権者一覧表に不備→回収実現>

あ 状況

取引先の個人事業主が自己破産の手続を行った
免責決定がなされた
債権者としてはあきらめるしかないと思っていた

い みずほ中央による解決

弁護士は,破産手続に関する資料を丁寧に調査・把握した
当該債権者が『債権者一覧表』から漏れていることを発見した
債権者としても,破産手続のことは知らされず,手続が終わった時点で知らされていた
弁護士は『免責の対象外』と判断した
弁護士は債務者と交渉し,分割払いの合意に至った
最終的に全額回収に成功した
破産手続により,債務者は『他への支払が不要』という状態だった
そのため,依頼人への返済が可能となっていたのである
詳しくはこちら|破産×債権回収

8 実績|『投資だから返還義務なし』と主張された→理論的に覆し回収+株式化に成功

<『投資だから返還義務なし』と主張された→理論的に覆し回収+株式化に成功>

あ 事例

事業をスタートする方Aに資金の一部として2000万円を貸し付けた
送金の記録はあるが,契約書は作っていなかった
Aの遂行する事業は収益性が良くならなかった
Aに対して返金を求めた
Aは『借りたのでなく出資(投資)を受けた。返還義務はない』と主張している

い みずほ中央による解決

弁護士は,資金を送金した経緯を詳細に把握した
『出資契約の3要素』がいずれもハッキリと合意(約束)していないものと判断した
《出資契約の3要素》
ア 利益分配方法イ 損失負担方法ウ 出資金の清算方法 そこで,弁護士は交渉を開始し,Aに,理論的な判断を丁寧に説明した
弁護士は差押などの強制執行の予定があることもしっかりと伝えた
その上で,債務者から経済状況が悪化していることを資料の開示を受けて把握した
最終的に,『3割を株式に切り替える+分割返済』の合意に至った
7割は現金で回収し,3割は株式とすることで債権者としてもメリットのある結果となった
詳しくはこちら|『貸金』vs『出資』の争い→『リターンの約束内容』が決め手

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