【オリンピック×カジノ|カジノクルーズとの比較|需要変化・発展性】
1 オリンピック×カジノの『夢』の側面
オリンピック開催に合わせて、大規模な『カジノ施設』を作るアイデアがあります。
詳しくはこちら|カジノ×IR(統合リゾート)|法整備|オリンピックとのシンクロ
カジノ施設が完成すれば、外国人観光客の増加が見込めるでしょう。
『オリンピック開催』だけでも大きな集客効果がある上に、『カジノ』により、相乗的に効果が上がるでしょう。
経済効果の面としては良いことばかりのようにも思えます。
2 カジノクルーズvsオリンピック同期方式都心型カジノ
ところで船上で適法にカジノを実施する方法があります。
詳しくはこちら|船上カジノ×賭博罪|法解釈|カジノクルーズ・リアルサービス
『オリンピックに合わせた都心型カジノ』にはない『カジノクルーズ』の発展性をまとめます。
カジノクルーズvsオリンピック同期方式都心型カジノ
| カジノクルーズ | オリンピック同期方式都心型カジノ |
| 社会的イベント依存なし | オリンピック開催時期に需要ピーク |
| 『需要の変化』とは無縁 | 大きな需要の変化あり(※1) |
| 一定の経済力を持った方のみが参加 | 『低所得者がハマる』リスクあり |
| 『新規性=発展性』あり(※2) | 『新規性=発展性』少ない |
3 大きな需要の変化→祭りの後問題|概要
カジノ運営のためには、大きな物理的な施設と人員が必要となります。
設備を急激に大きくすると『大きな需要が去った後』が問題です。
一般的に、大きな需要の変化は『倒産』を引き起こします。
いわゆる『祭りの後現象』と呼ばれるものです。
大きな需要の変化→祭りの後問題|概要(上記※1)
需要が急激に増加した場合
→リバウンドが生じることが多い
事業者の倒産が続出する
詳しくはこちら|利益極大現象×リバウンド|基本|典型的要因・教訓・災い転じて福となる
4 カジノクルーズの発展性
カジノクルーズは、レガシーカジノ(従前の方式)にはない発展性が指摘されています。
カジノクルーズの発展性(上記※2)
『賭け』の対象自体も『エンターテイメント』にする
あ 『賭け』の対象(コンテンツ)|例
ア プロ・ゲーマーによる対戦イ 将棋(プログラム・人間問わず)
い コンテンツの多面利用|例
ア テレビ番組・オンラインストリーミングのコンテンツとするイ 当然だが、オンラインで観戦する『日本国内の人』が賭けるのはアウト
将棋の法的・サイエンス的な性格については別に説明しています。
5 複数のアイデア・プロジェクトの切磋琢磨
一般的に『事業』は、ライバル・競争があって初めて『高度に発展』します。
詳しくはこちら|マーケットメカニズムの基本|自由経済・商品流通の最適化・供給者の新陳代謝
『カジノ』のカテゴリ内でも高いクオリティのサービスが登場・発展することを期待します。
他方で、法整備・執行(解釈論)も、このような良質のサービス展開が促進されるよう、積極的に進めるべきであると思います。
本記事は一般的な説明です。個別の事案にそのまま当てはまるとは限らず、一見似ている事案でも、事情が異なれば結論は異なります。個別的事情により、法的判断や主張として活かす方法、最適な対応方法は違ってきます。本記事でご説明したものと同様の問題に直面されている方は、みずほ中央法律事務所の弁護士による法律相談をご利用くださることをお勧めします。


