【飼い主死後のペットの幸せ|里親システム=里親+里親管理人+飼い主承継者】

1 ヒト・ペットの高齢化→深い家族の絆→『飼い主の死後』の心配が尽きない
2 飼い主死亡後のペットの幸せ|『ペットへの相続』はファンタジーの世界
3 里親システム|役割分担|『里親』『里親管理人』『飼い主(承継者)』
4 里親システム|里親=現実にペットを飼育・看護する者
5 里親システム|里親管理人=『里親』の飼育・看護を監督する
6 里親システム|飼い主承継者=『里親管理人』の監督・資金管理をする

本記事では,飼い主の死後のペットの飼育・看護を実現する基本的手法について説明します。
より具体的・発展的な方法は別記事で説明しています。
詳しくはこちら|ペットの飼育・看護承継スキーム|信託・負担付遺贈・負担付死因贈与・預託契約
詳しくはこちら|ペットの飼育・看護承継|飼い主の生前スタート方式|契約上の地位の移転

1 ヒト・ペットの高齢化→深い家族の絆→『飼い主の死後』の心配が尽きない

人間もペットも『高齢化』が進んでいます。
ペットとの間の深い『家族の絆』が増えています。
『飼い主が亡くなった後のペットのこと』への心配も生じることが多いです。

<飼い主死亡後のペットの心配>

あ ペットの引き取り手がいるか・誰か

誰がペットを引き取って飼育・看護してくれるのかが分からない

い 飼育環境悪化リスク

ペットを引き取った人が『飼育費』を使い込んでしまう
→十分な飼育・看護がなされない

2 飼い主死亡後のペットの幸せ|『ペットへの相続』はファンタジーの世界

『飼い主の死後のペットの世話』は,身内などに頼んでおくのが通常です。
当然,資金=遺産を飼育する予定者に承継させる,ということになります。
そうすると,資産を飼育費としてしっかりと使ってくれない,というリスクがつきまといます。
かと言って『ペットが財産を持つ』ということもできません。

<『ペットに財産を持たせる』ことによる合理化>

あ ファンタジーの世界

動物(猫)が遺産を承継するストーリーがある
※Disneyのマリーちゃん

い 日本の現行法

『ヒト』以外は財産を所有できない

現行法・現実を前提にすると『ペットの飼育・看護に協力するヒト』が介在することになります。
ペットの飼育・看護に関係するヒトの役割分担を整理します。

3 里親システム|役割分担|『里親』『里親管理人』『飼い主(承継者)』

将来のペットの幸せを実現する方法では『役割分担』が重要です。
いわゆる『里親システム』とでも呼ぶべき方法です。
しっかりした『里親システム』の『登場人物』について最初にまとめておきます。
なお『里親システム』は簡略化もできます。
例えば『身内の関係者だけ』で行う場合でもこの方式自体は使えます。

<里親システム|全体像>

総合的責任者=財産保管者 中間管理者 現実の管理・飼育者
飼い主(承継者) 里親管理人 里親

簡単に言うと,2段階の『監督する−監督される』という関係があるのです。

4 里親システム|里親=現実にペットを飼育・看護する者

『里親システム』の『里親』をまとめます。

<里親>

あ 任務

現実にペットを飼育・看護する
ペットの定期健診を受ける

い 具体例

一般の動物好きの方・ブリーダー

5 里親システム|里親管理人=『里親』の飼育・看護を監督する

『里親システム』の『里親管理人』をまとめます。

<里親管理人>

あ 任務

『里親』の飼育・看護を管理・監督する

い 業務内容

ア 定期的に写真(画像・動画)を見るイ 定期健診の結果を見る 獣医師の場合,直接健診を行う

う 具体例

獣医師・動物病院・ペットショップ・動物愛護団体

え 『里親』との兼務

『里親管理人』と『里親』が同一人が兼ねることもあり得る

獣医師・動物病院のサービスとして普及することが期待されます。

6 里親システム|飼い主承継者=『里親管理人』の監督・資金管理をする

里親システムの『飼い主承継者』をまとめます。

<飼い主(承継者)>

あ 任務

『里親管理人』の把握・管理状況を管理・監督する

い 業務内容

具体的な状況を確認する
その上で『里親管理人(+里親)』に費用を支払う
※異なる設計にすることもある

う 具体例

信頼できる身内の者

要するに最終的な責任者,という立場です。
生前の『飼い主』と同じ立場,とも言えます。
以上の役割分担を前提に,具体的な『仕組み』にする方法の内容は別記事で説明しています(リンクは冒頭に記載)。

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