1 事案の分類
2 事案の内容
3 当事務所による解決
4 依頼前後の状況変化
5 解決のポイント

1 事案の分類

離婚請求 求めた
離婚原因 不倫
依頼者の性別 女性(40代)
子供の有無 あり
依頼者の職業 パート・アルバイト
相手の職業 経営者
争点(対立した内容) 慰謝料・養育費
解決手続 交渉
依頼時期 婚姻8年・別居1年以内

2 事案の内容

夫の行動に不審なものが目立つようになりました。
妻が調査会社に依頼したところ,夫が職場の部下と不倫していることが発覚しました。
妻は,気持ち悪いし許せなくて夜もよく眠れないような様子でした。

3 当事務所による解決

当事務所は妻からの依頼を受任しました。
当事務所の弁護士は夫が依頼した弁護士との交渉を開始しました。
夫側は,不倫を認めざるを得なくなりました。
しかし慰謝料の金額と養育費の金額について意見の対立が続きました。
最終的に,慰謝料500万円・養育費月額10万円で離婚する内容で和解できました。

4 依頼前後の状況変化

依頼前 夫が不倫を認めない・養育費月額10万円を提示してきた
依頼後 慰謝料500万円・養育費月額10万円で離婚できた

5 解決のポイント

相手(夫)の主張していた養育費10万円はやや低めのものでした。
敢えて当方はこの金額を受け入れる代わりに,慰謝料の金額を標準的な2〜300万円よりも大幅にアップさせることにしました。
夫の営む事業は収益に大きな波があるので,将来長い間続く養育費(月額)よりも,現時点で現金を獲得する方がメリットが大きいと考えたのです。
このように交渉では,単純にトータル金額ではなく,現実的な回収可能性の点でも最適な選択肢をきわめる必要があるのです。