【妻が出した『暴力・不倫の証拠』への反論が成功し慰謝料ゼロで離婚できた】
1 事案の分類
| 離婚請求 | 求めた |
| 離婚原因 | 性格の不一致 |
| 依頼者の性別 | 男性(30代) |
| 子供の有無 | なし |
| 依頼者の職業 | 経営者 |
| 相手の職業 | 専業主婦 |
| 争点(対立した内容) | 慰謝料 |
| 解決手続 | 訴訟 |
| 依頼時期 | 婚姻7年・別居1年以内 |
2 事案の内容
夫婦の仲が悪くなり、妻が家を出て別居が始まりました。
夫は自身で離婚調停を申し立てました。
しかし、妻は裁判所に出席すらしなかったので、調停は不成立で終わりました。
その後夫は困っていましたが、離婚訴訟を申し立てることもなく、そのまま別居が続く状態となりました。
3 当事務所による解決
当事務所は夫から依頼を受けました。
当方は離婚訴訟を申し立てました。
妻は、『夫の暴力(DV)や不倫があったので慰謝料300万円を請求する』と主張しました。
妻は『妻がケガをしているように見える写真や、妻自身の日記や手帳へのメモ』を証拠として提出しました。
当事務所の弁護士は、個々の証拠の不自然・不合理な点を丁寧に指摘し、妻の主張するような事実はないことをしっかりと反論しました。
当事務所の弁護士はさらに、『妻が暴力や不倫の(虚偽の)主張をすること自体』が夫婦関係の破綻を示しているということを主張しました。
最終的に、裁判所は『慰謝料なし・離婚を認める』という判決を言い渡しました。
4 依頼前後の状況変化
| 依頼前 | 離婚の条件として慰謝料300万円を要求されていた |
| 依頼後 | 慰謝料ゼロで離婚が成立した |
5 解決のポイント
原因が明確ではないケガの写真や日記(自分で書いたメモ)のような間接的な証拠で暴力が認められてしまうケースもあります。
そこで、『暴力や不倫の事実がない』と主張するには個々の証拠についての不自然な点を主張する必要があります。
このような手間のかかる丁寧な反論が、『責任なし(慰謝料なし)』という裁判所の判断に結びついたケースです。
本記事は一般的な説明です。個別の事案にそのまま当てはまるとは限らず、一見似ている事案でも、事情が異なれば結論は異なります。個別的事情により、法的判断や主張として活かす方法、最適な対応方法は違ってきます。本記事でご説明したものと同様の問題に直面されている方は、みずほ中央法律事務所の弁護士による法律相談をご利用くださることをお勧めします。
多額の資金をめぐる離婚の実務ケーススタディ
財産分与・婚姻費用・養育費の高額算定表
2021年10月発売 / 収録時間:各巻60分
相続や離婚でもめる原因となる隠し財産の調査手法を紹介。調査する財産と入手経路を一覧表にまとめ、網羅解説。「ここに財産があるはず」という閃き、調査嘱託採用までのハードルの乗り越え方は、経験豊富な講師だから話せるノウハウです。


