問題を大きくしたくないです。
裁判とかは考えていません。
このような場合も法律相談をして良いのでしょうか。
解決方法をできるだけ広く考え,提案したいと思います。
「選択する選択肢」の判断のために参考となる場合もあります。

一般的に,訴訟は考えていないというお客様も少なくありません。
その場合でも,弁護士は訴訟の場合の結論を客観的に検討することがあります。
これは訴訟を勧めるお客様の意向を無視しているというものではありません。

一例を挙げます。
仮に訴訟の場合の認容可能性が高いという場合は,相手方が交渉に応じる可能性が高いと言えます。
そうすると,交渉を行うべきという判断につながります。
逆に訴訟で認められる可能性はほぼゼロという場合は,請求行為(交渉)自体が不法行為や恐喝罪に該当する可能性が出てきます。
交渉すべきではない,という判断につながります。
これはほんの一例です。

思考実験として,訴訟では裁判所が認めるかどうかということは,他の選択手段の選択判断においても影響が大きいのです。
専門的には実体法上の結論などと言います。
しかし,法律相談では,この用語は分かりにくいので仮に裁判となった場合などと便宜的に説明することがあります。
以上の思考実験としての訴訟訴訟を勧めることとイコールではないということをご理解いただくと良いと思います。
当然ですが,ご依頼するかしないか,ご依頼するとして,どの選択肢を取るか,ということはお客様の判断以外には進行させることはありません。