【育児休業|復帰・配置変更|具体的類型・典型事例】

1 育児休業×復職|配置変更|違法|類型
2 育児休業×復職|配置変更|違法|典型事例
3 育児休業×復職|配置変更|適法|類型

1 育児休業×復職|配置変更|違法|類型

育児休業の復職では『戻る場所』についてのトラブルが多いです。
(別記事『育児休業×復職・配置変更|基本ルール』;リンクは末尾に表示)
本記事では典型例や具体例を紹介します。
まず『違法』となる典型的な類型をまとめます。

<育児休業×復職|配置変更|違法|類型>

あ 不利益取扱いに該当する

※育児休業法10条

い 配置に関する配慮義務違反

子育てへの支障が発生した
※育児休業法26条

う 事前の説明+承諾

配置転換についての従業員の同意が不十分
(別記事『育児休業指針|全体』;リンクは末尾に表示)

え 教育・指導

配置転換後の新たな業種に関する教育・指導が不十分

お 育児休業規程・育児休業取扱通知書の記載

配置転換に関して明記していなかった
(別記事『育児休業×復職・配置変更|規程作成』;リンクは末尾に表示)

2 育児休業×復職|配置変更|違法|典型事例

前述のとおり,育児休業は復職時のトラブルが多いです。
典型的な状況を具体例として紹介します。

<育児休業×復職|配置変更|違法|典型事例>

復帰後の配置転換の可能性
元の職種に復帰する予定を説明した場合
→原職復帰できないと違法になる可能性がある

とてもシンプルな構造なのです。
従業員は『原職』を期待して,雇用主がこれを裏切る,という構造です。

3 育児休業×復職|配置変更|適法|類型

育児休業からの復職時のは位置変更が『適法』となるケースもあります。
典型的な類型をまとめます。

<育児休業×復職|配置変更|適法|類型>

あ 前提事情

原職or原職相当に復帰が不可能である
雇用主に帰責性はない

い 適法判断

休業からの復帰に際して配置転換をすること
→適法である

う 適法ケース|典型的事情

ア 育児休業中に組織変更があり,所属部署が廃止されたイ 経営戦略で人員配置が見直されたウ 短時間勤務では対応できないエ 従業員の都合により時間外勤務ができない

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