【日本の『経営』不足・基本|プロの経営者=真のエリートが必要】

1 日本での新テクノロジー『産業化・ビジネス化』|投資家・政府
2 産業化の欠如|必要なもの=プロの経営者・真のエリート
3 プロの経営者=真のエリート|情熱・生き様
4 事業化・産業化×日本の特性・U.S.A.との比較・具体例

1 日本での新テクノロジー『産業化・ビジネス化』|投資家・政府

日本では新テクノロジー・産業誕生の条件の大部分が揃っています。
詳しくはこちら|産業誕生・経済発展の方程式|日本の環境=『プロの経営者』以外は揃っている
しかし最後のピースである『経営』部分が不足しているため,産業化がうまく進まない傾向があります。
本記事ではテクノロジーの『産業化・ビジネス化』について説明します。
まずは『産業化・ビジネス化』を担う主な当事者をまとめます。

<新テクノロジーの産業化・ビジネス化|プレイヤー>

あ 投資・出資

ア ベンチャー・キャピタル;投資家イ 政府

い 事業遂行

起業者・企業

これらについて,構造的な状況・傾向を順に整理します。

2 産業化の欠如|必要なもの=プロの経営者・真のエリート

新テクノロジーの事業化・産業化のためには『投資・事業遂行をする者』が必要です(前述)。
『経営』を遂行する者です。
日本では『プロの経営者』が不足していると指摘されています。
これについてまとめます。

<日本の産業発展|必要なもの=プロの経営者>

あ 日本の産業発展を阻害する構造

『プロの経営者=真のエリート』の不足(欠如)

い プロの経営者=真のエリートの役割

『テクノロジーと資金を結びつける=ビジネスを作り出す』

う プロの経営者=真のエリート|資質

ア 共通事項 事業化への強い意志・情熱を持った者
具体的には次の2者である
イ 事業遂行をする経営者 事業遂行におけるリスクをテイクする覚悟を持った者
ウ 経営のための投資・出資をする者 リスクのある投資・出資を決断する者

この『プロの経営者』については説明を次に続けます。

3 プロの経営者=真のエリート|情熱・生き様

新規事業の産業化には『プロの経営者』が必要です(前述)。
『プロの経営者』のキャラクターを具体的にまとめてみます。

<プロの経営者=真のエリート|情熱・生き様>

あ 情熱|例

『巨額の先行投資をしよう』
『全てを投げ出してでも事業化する』
『自分の腕一本で新しい産業や市場をこじ開けてやろう』

い 真のエリートの生き様

来る日も来る日も,事業の不確実性や人間の弱さと向き合う
志と勇気を持って捨て身で生きる
国全体に責任を持とうとする
※加藤崇氏;参考情報は末尾記載

加藤崇氏の『真のエリート』という定義は非常に分かりやすいものです。
社会全体の困窮を回避し,良い状態にリードする,というものです。
参考・対比として別の定義と思われる『エリート』という語法があるようです。
ここでは本題と離れるのでこの解釈論には踏み込みません。
外部サイト|国立大学改革亡国論『文系学部廃止』は天下の愚策

4 事業化・産業化×日本の特性・U.S.A.との比較・具体例

日本では『プロの経営者』が誕生しにくい構造・環境が指摘されています。
この『要因となる構造・環境』については別記事で説明しています。
(別記事『要因・環境』;リンクは末尾に表示)
また,事業化・産業化の具体例についても別記事で説明しています。
(別記事『事業化・実例』;リンクは末尾に表示)

外部サイト|文藝春秋|イノベーションの最前線・東大発ベンチャー・シャフト元CFO激白・世界一の国産ロボットはなぜグーグルに買われたのか

外部サイト|株式会社加藤崇事務所

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