1 事案の分類
2 事案の内容
3 当事務所による解決
4 依頼前後の状況変化
5 解決のポイント

1 事案の分類

離婚請求 求められた
離婚原因 当方有責(不貞)
依頼者の性別 男性(40代)
子供の有無 あり
依頼者の職業 会社員
相手の職業 会社員
争点(対立した内容) 慰謝料
解決手続 交渉
依頼時期 婚姻10年・別居半年以内

2 事案の内容

夫と妻の仲が悪化していました。
夫が他の女性と交際(性的関係)するようになりました。
妻がこれを知ってしまいました。
妻の代理人弁護士が離婚と慰謝料500万円の支払を請求してきました。

3 当事務所による解決

当事務所の弁護士は,夫婦関係をしっかりと把握しました。
そして,既に夫婦関係が破綻していたことを強く主張しました。
相手方は当初,500万円に強く固執し,譲歩(減額)することはありませんでした。
当方は,夫婦関係が悪化していたことを示す証拠の一部を開示しました。
結果的に,相手方は100万円の解決金で離婚することを受け入れました。
約5か月間の婚姻費用分担金の趣旨も含むため,実質的な慰謝料は50万円程度に抑えられました。

4 依頼前後の状況変化

依頼前 慰謝料として500万円を請求された
依頼後 解決金100万円(実質的な慰謝料50万円)に抑えることができた

5 解決のポイント

不倫をした時期には夫婦関係が悪化(破綻)していたことの証拠を提出したことで交渉の方向性が動きました。
しかも,すべての証拠は示さないことで,相手方に『これ以上進むと(訴訟)さらに多くの証拠が出て不利になる』と思わせることができたのです。