【任意整理；交渉決裂→破産，民事再生】

任意整理の方針で，金融機関との間で交渉を進めても，交渉成立（合意）に達するとは限りません。
そのような場合は，任意整理を諦めて，破産か民事再生に切り替えることを検討することになります。
破産や民事再生は任意整理の手続を始めた後でも利用可能なのです。

また，状況によっては，任意整理にこだわってうまくいくケースもあります。
任意整理の交渉決裂後，一定額を積み立てる→優先的に一括弁済をする，という方法です。
交渉決裂が１社で，その金融機関の債務残高が少ない場合は，この方法が成功することもあります。